今回おすすめしたいのは、メンタリストDaiGoさんが書かれた
「好き」を「お金」に変える心理学
という本です。この本を読んで、お金、特に貯金に対する考え方が一気にひっくり返りました。
この本にもっと早く出会いたかった…そうさえ思わせてくれる内容でした。それでは、はりきって紹介していきます!!
貯金のワナ
突然ですが質問です。今すぐ20万円に換金できる権利か、今は3万円の価値しかないけれど1年後に50万円になる絵のどちらをどちらを手にしたいですか?
え、そりゃ多い方が嬉しいから絵だよ!
そうですよね、おそらく多くの方が後者を選ぶと思います。
それでは質問を変えます。
今特に使う予定のない5万円が手元にあります。この5万円をとりあえず貯金するか、それとも20冊の本を購入する資金にするか今すぐ選んでください。
…とりあえず貯金してから使い道は考えます!
ほとんどの人がこう答えてしまうのではないでしょうか?
この5万円の使い方は本でなくても構いません。朝早く起きてカフェに行くための資金にしても、ジムに通う会費にしても構いません。それでも、ただなんとなくもったいないからという理由だけでお金を貯金に回してしまっている人は意外と多いです。
普段からお金が欲しい欲しいと言っているほど、明確なお金の使い方のプランがあるわけでもなく、ただなんとなく通帳の数字を増やすことにお金を注ぎ込んでいるのです。
この貯金はさらにタチが悪いことに、100万円、300万円とある一定の額が貯まってしまうと、それを下回らないよう無意識に心にリミッターがかかってしまうようになり、たかだか数千円の自己投資にすらお金をかけることをもったいないと思ってしまうようになり、その結果自己成長の邪魔すらしてしまう可能性があるのです。
特にやりたいこともなく、ただただ我慢して何も得られることがないまま節約を続け、なんとなくお金が貯まった結果何になるのでしょうか?これまで自己投資さえも犠牲にして貯めたお金の最終地点が「ただの通帳の数字」だったりしたら目も当てられないですよね。
貯めるべきはお金よりも努力
20代の人がコツコツ毎月貯金できる金額っていったいいくらくらいでしょうか?
毎月平均で3万円貯金できたとします。するとその結果、3年後には100万円近くになります。結構な額にはなりますが、色々なことを我慢した結果がこれだと少し物足りない気もしますよね。
しかし、その3万円を自分のスキルや経験に投資するとしたらかなり可能性の幅が広がると思いませんか?
しかもこのスキルは一度身につけてしまえば一生ものの財産になる最高級品です。
RPGのゲームとかで、最初はかなり弱い装備や武器でコツコツ経験値やお金を貯め、少しずつ装備をグレードアップしていき、最終的に強敵を倒すという経験をしたことは誰もが一度はあると思います。RPGでもし序盤に強い武器を手に入れてしまうと、敵が弱くなりすぎてゲーム自体が面白くなくなってしまうかもしれません。でもそれはゲームの中での話で、現実世界ではどうでしょうか。
最初のうち(20代のうち)に強い武器(スキルや経験)を手にしておけば、簡単にゲーム(人生)を進めることがでいるし、今後さらにレベルアップしていくことも可能です。かといってRPGみたいに簡単すぎて面白くなくなるということはありません。つまり強い武器は手に入れるのが早いに越したことはないのです。
何にお金を使う?
先程の例を考慮すると、お金の使い方には大きく分けて3通りあると思います。
・なんとなくお金を貯める”貯金”
・一時的な喜びが得られる”消費”
・将来的なリターンが期待できる”投資”
日本人が大好きなのは貯金です。しかし私は特に20代の若者が特に目的がないのに、ただなんとなくお金を通帳の数字として保管しておくのはもったいなさすぎることだと思っています。
そんな中、DaiGoさんは、
『得意なことを伸ばし、磨いていくことのできる経験にお金を使う』
べきであるとしています。特に20代、30代は貯金よりも経験、勉強にお金を使うべきで、一度身につけたスキルは決して減らない財産にります。自分の好きなこと、得意なこと、心から欲しいと思えることには惜しまずにお金を使うべきなのです。
そして好きなことを選択し、そこにお金を集中して使っていると、稼ぎ方に磨きがかかり、将来的に収入が増えていくことを、作中で『お金の無限ループ』と読んでいます。
お金の無限ループ
お金の無限ループとは、『好きなことを選択し、そこに集中してお金を使い、それが稼ぎとなり、さらなる選択と集中を行い、収入が増えていく仕組み』です。
この無限ループを回せるようになるためのステップは以下のようになります。
STEP0 自分が「本当に好きなこと」を見つける
STEP1 「好きなこと」を極めていく
STEP2 「好きなこと」を収入に結びつけていくための工夫をする
STEP3 「好きなこと」で得たお金を再投資する
ただ、そもそも「好きなこと」を見つけること自体が難しいと思います。そこで「好きなこと」が何か分からない人は、少しでも興味が持てる作業に継続的に打ち込んでみるということを試してみましょう。
何でもいきなり完璧にしようと思っても、それは不可能です。そこで、スモールゴールを設定することでモチベーションを保つ、あるいは他者の妨害されない環境をつくることでそのことに集中して取り掛かるなど自分なりのアプローチをしていくことが重要となってきます。
好きなことをマネタイズする上で重要なこと
最も重要なことは、自分が何が好きで、それがどれだけ得意で、具体的に何ができるかを周りに知ってもらうことです。例えそれが超一流であったとしても、誰にも知られず、誰にも求められなければ意味がありません。周りに自分を知ってもらうためには、人脈が重要です。この人脈というのは、自分が誰を知っているかではなく、誰に知られているかとういことである点も重要です。好きなことをして新しい世界に飛び出したい時、自分とは異なる環境にいる「弱いつながり」の人たちとの繋がりが重要になってきます。
また、「好きなこと」「得意なこと」を仕事に結びつけるために大切な意識が2つあります。
1つ目は、「お金を使ったら、それ以上のリターンを得る」ということを意識すること。
本を買って、読んで、それで満足してしまったらそれは2000円以下の価値しかありません。本を購入するのにかけたお金、読むのにかけた時間などそれらを回収するためには、得た内容を実践し、それを自分のものにする必要があります。どうやったら最大のリターンを得られるのか、常々考えておく必要があるようですね。
もう1つは、少しの空き時間を「自分の好きなものに費やせる時間」に変換するということです。
具体例をあげていたらキリがないので割愛しますが、毎日数十分以上は空き時間があるのではないでしょうか。この時間をどれだけ有効に使うことができるかが重要になってきます。ただの無駄な30分としてゲームの経験値稼ぎに費やすか、それとも自己投資の30分に使うか、これが積もると決定的な差になるのは想像に難くありませんよね。
まとめ
今回は、メンタリストDaiGoさんが書かれた、
「好き」を「お金」に変える心理学
という本を紹介させていただきました。この本から学んだことは、
・特に20代のうちは貯金より自己投資にお金を使うべき
・明確な目的のない貯金はリスクがある
・お金はお金の無限ループを生み出すために使うべき
・お金を使ったら、それ以上のリターンを得られる方法を見つける
・空き時間の30分を有効利用すること
でした。
結論、自己投資最強。
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